アパート退去時に立会業者のおじさんに言われた「夢」についてのイイ話
僕は音楽家として活動する為にベルリンに移住してきました。
簡単に言えば、「夢」を持ってきたということですね。
為末 それは日本全体にいえるかもしれないですね。子どもたちに「夢を持て」というわりに、ロールモデルとなるべき大人たちが暗い顔をしている。本当は先生だけじゃなく、すべての大人が夢を語ったほうがいい。それが自然にできる社会ができるといいですね。
出典 夢を語れない大人が、夢が持てない子どもを増やしている!|「がんばれば夢はかなう」は本当なのか?|ダイヤモンド・オンライン
前に元陸上選手の為末大さんがダイヤモンドオンラインで対談していた時の記事で
特に印象に残ったのがこの部分です。
僕は子供との接点が無いので実態は正直な話分からないですけど
「夢」を持つことが難しくなってきてるんじゃないかなと思います。
やっぱり、子供はよくも悪くも親や周りの大人を見てると思うので
「サッカー選手なんかなれるわけないでしょ」って言われたら
凹むし覆すだけの精神力ってなかなか無いと思うんですよね。
もちろん、夢ややりたいことを目指して方向転換する時もあると思いますが
まずは自分の夢ややりたいことに素直に耳を傾けて努力すべきだと思うんです。
なぜなら、自分の夢ややりたいことって情熱持てるからですね。
好きこそものの上手なれ。ってやつです。
そして、ある程度まで上達して他の分野に転身したとしても
努力の方法や成長や成功に対する考え方を身に付けているので成果が出やすい。
為末 第一回のときもお話しましたが、僕は職業を夢にするより、その奥にある思いを大切にしたほうがいいと考えています。職業をゴールにすると、その職業に就けなかったり転職せざるを得なくなったときに苦しくなるからです。
出典 夢を語れない大人が、夢が持てない子どもを増やしている!|「がんばれば夢はかなう」は本当なのか?|ダイヤモンド・オンライン
もちろん、為末さんの言うように
職業よりも思いを大切にする方法もいいと思います。
けど、とにかく夢に向かって努力するのは大切だと思う。
例え、誰から非難されようと反対されようと。
僕がベルリンに移住する前に東京にある部屋を引き払ってきたんですけど
その時の部屋の退去の立会で50代くらいのおっちゃんが来たんですよ。
予定より早く来てくれたはいいけど、
僕は荷物全部出せてなくてなんとかトーク力で暇にならないように
おっちゃんと話してたんです。
おっちゃん 「次はどこ住むの?」
僕 「ドイツのベルリンです」
おっちゃん 「へー!なんでまた?一個前の立会の女の子もオーストラリアに留学行くとか言ってたなー」
僕 「いやー、ベルリンで音楽やろうと思ってるんです」
おっちゃん 「おー、夢あるねー。いいなー。夢があれば何にもいらねーよー」
なんか「夢があれば何にもいらねーよー」って言葉にぐっときましてね。笑
いやーそうだよなー。夢って大事だよなーって改めて思ったんですよ。
そのおっちゃんが面白くて今の仕事(退去の立会業者)に就く前は
食えない俳優活動をしながら
ロシアとか東欧で漁師して魚を買い付けたりしてたみたいなんですよね。
今は50代になって娘が子供産んで孫もできたみたいで
俳優の仕事はせずに孫と遊ぶのが楽しいみたいなんですけどね。
夢とか目標持てるってありがたいし価値があるよなーって思います。
おっちゃんから夢の大切さに気付かされて
僕は改めて心を決めて日本を後にしました。
あなたは夢ありますか?
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