音楽家「高橋健」のベルリン移住日記

2年間で世界5周の旅を終えて、起業家から音楽家へ転身。ベルリンの魅力や海外旅行・海外移住の方法・心構えなどを発信中。

フリーランスの僕がベルリンに移住した5つの理由

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ベルリンに移住して1ヶ月が経ちました。

日本出国前に友人・知人と会って一番聞かれる質問が

「なぜ、ベルリンなの?」という質問です。

 

このブログは今後ベルリンに来ようと思っている人や

海外移住を検討している人の為の情報配信と

僕の友人への近況報告を目的にしています。

 

ですので、WhatよりWhyやHowについて重点を置いていきます。

 

 

1:数十カ国周って最も住んでみたいと感じた街ベルリン

 

この2年で数十カ国を旅してました。

旅をしていると素晴らしいと思える都市はいくつもあります。

 

しかし、自分の貴重な人生を費やしていいと思える都市は

それほど多くはありません。

 

簡単に言うと「ピンときた」のです。

 

言葉にすると軽いですが、

移住の動機として最も重要な要素だと思います。

 

理論ではなく感性で決める。

好きなものに理由はいらないのです。

 

ちなみに個人的に最も気をつけた方がいいなと思うことは

「初の海外旅行先にピンとくる」ということです。

 

日本人なら初の海外旅行先としては多いのは

グアム、ハワイ、オーストラリア、ロサンゼルス

だと思います。

 

いずれも気候が良くて人もよくて食べ物もおいしいので

僕も大好きなのですが比較対象がない状態で

「ピンとくる」のは一度冷静になってもいいかもしれません。

 

なぜなら、他にもっと「ピンとくる」街があるかもしれないからです。

一度住むとなったら1~2年はいますよね?

 

移住を考える年齢って25歳前後からだと思います。

若い時の1~2年は非常に重要です。

 

個人的にはよりベターな選択をしたいなと思って

自分の気になる都市を全て周って

ベルリンに決めました。

 

まぁどちらがいいのかは分かりませんけどね(笑)

 

 

2:美味しいコーヒーが飲める街ベルリン

 

個人的にアーティストやITベンチャーが多い街が好きです。

 

もちろん、各国にそういう都市はあるかと思うのですが

サンフランシスコ、LA、メルボルン、ロンドン、チリ・サンチアゴなどが

代表されると思います。

 

これらの共通点の一つとして

「美味しいコーヒーが飲める」

という街であることが挙げられます。

 

今日本でもサードウェーブコーヒーが話題になっていますが

要はコーヒー豆を現地農家から直接輸入している

ロースター(カフェ)が多い街ということです。

 

サンフランシスコとメルボルンは特に有名だと思いますが

 

実はベルリンにも中心地のミッテ地区や

今勢いのあるクロイツベルク地区などで

サードウェーブコーヒーのロースターが増えています。

 

ニワトリが先か、タマゴが先か。

アーティストが先か、コーヒーが先か。

 

どう考えてもアーティストが先なんですけど、

「美味しいコーヒーが飲める街=アーティストやITベンチャーが多い街」

と結果的になっています。

 

 

3:アンダーグラウンド音楽の都ベルリン

 

間違いなく移住を検討する上で最も影響を受けた理由がこちらです。

世界を飛び回っているとふとした時に

「なんて幸せなんだろう」と思うことがあります。

 

クラシックからサンバまで幸せを感じる時に常にあるものは

音楽でした。

 

今まで音楽なんて全く興味が無かったのに

世界を旅する中で「原体験」が積み重なり

急にハマっていったんです。

 

もちろん、オペラやクラシックコンサートやクラブも

各国でたくさん行きました。

 

その中でもベルリンはクラシックのベルリン・フィルと

アンダーグラウンドなディープ・ハウス、テクノが共存している街です。

 

今多くの国でかかっている音楽というのは

トップチャートで実はだいたい一緒なんです。

 

しかし、ベルリンの音楽は非常に独特なもので

個人的にはこれからの世界の主流になるのではないかと思っています。

 

アンダーグラウンドからオーバーグラウンドへ。

ベルリンから世界へ。

 

実際に音楽配信サービスのスタートアップSoundcloudが

ベルリンで生まれたことは偶然ではないと思います。

 

その兆候としてベルリンのアーティストがメジャーになってきているのと

トップチャートのDJが自身のポッドキャストでEDMを外してきているのも

面白い傾向だと思います。

 

もちろん、小学校の音楽の成績が

5段階中「2」だった僕の予想ですので

全く責任は持てません。。。

 

けど、音楽で食っていけるようにがんばります。

 

 

4:自由の国ベルリン

 

ベルリンはドイツにあってドイツじゃない。

ベルリンという国なんだ。

 

誰が言い始めたのか定かではありませんが

歴史的な背景を考えてみると言い得て妙な話ですよね。

 

ベルリンの壁崩壊から25年。

 

25年前は東ドイツと西ドイツという国に分かれていたわけで

首都が4つの国の統治下に置かれるという奇特な状況は

歴史上類を見ません。

 

そんな抑圧された歴史を持った反動からか

現在のベルリンには開放的な「自由」があります。

 

個性を大事にして自由な人や奇抜な人を尊敬するのが

ベルリナーの素晴らしいところだと思います。

 

ちょっと書けないことも多いのですが

この「自由」は是非来てみて体感して頂きたいと思います。

 

個人的に衝撃だったのが

クラブのトイレです。

 

男女のトイレが分かれてないんですよね(笑)

 

特にBerghainのトイレは面白い作りになっています。

クラブの考え方はトイレに反映されるのでしょうね。

 

日本の空気感をなんか窮屈に感じる人は

ベルリンに来てみるといいと思います。

 

「俺も仕事辞めて移住しようかなー」とか思うと思います。

けど、仕事は辞めちゃダメですけどね。。。

 

 

5:親日な人が多い街ベルリン

 

個人的に移住を検討するならかなり重要だと思うのが

親日度です。

 

自然環境や気候が良かったとしても

現地の人と馴染めなければ移住しても楽しくないですよね。

 

日本で多いのは沖縄への居住者ですが

都会暮らしの人が沖縄へ移住しても

現地の方々に馴染めず苦労している人がいるというのはよく聞く御話です。

 

同じ日本人ですら馴染む壁はあるわけで

他国へ移住するとなれば

「日本人」という人種がどう見られているのかは

冷静に判断する必要があると思います。

 

そして、どう見られているのかを受けて

自分がどう思うのかも冷静に見極める必要があります。

 

ベルリンの街は日本食レストランも多いですし

NARUTOやワンピースなどのドイツ語のマンガが置いてある本屋も多いです。

 

日本人の我々が子供の頃からドラゴンボールやワンピースを見てきたように

ドイツ人の子供も日本のアニメに慣れ親しんでいます。

 

アニメ好きの人は日本に憧れがあるので

積極的に話しかけてくれます。

特にかなりグイグイと(笑)

 

そういった形で何か日本に対する良いイメージを持ってくれている雰囲気は

非常にコミュニケーションを取る上でありがたいですよね。

 

逆に日本人が居なかったり日本の情報がほとんど無い国では

日本人に対する当たりが強かったりします。

 

毎日気持よく過ごしたいという人は

是非親日度にも注目していきたいですね。

 

僕もNARUTOをAmazonで早速注文しました。

66巻まで読むの大変だ。。。(汗)

 

 

以上が「フリーランスの僕がベルリンに移住した5つの理由」です。

 

一つ一つの理由は移住としてありがちな理由だと思います。

 

では、この中で個人的に最も大きな理由はどれかと聞かれれば

3:アンダーグラウンド音楽の都ベルリン

です。

 

音楽のクオリティの高さ、ワールドクラスのDJが平日からプレイする街。

こんな街はなかなか無いんですよね。

 

先日はUK HOUSEの重鎮Carl CoxがWatergateで

なんと水曜日にプレイしていました。

 

DJブース越しにCarlのプレイを見れるのもベルリンならではで

Ibizaや大型フェスでは考えられませんよね。

 

盛り上がってちゃっかり握手してもらいました(・∀・)

象のような分厚い手でしたね。。。

 

ちなみに、ベルリンはオーディエンスのクオリティが高い。

みんな本当に音楽を知っているし音楽が好きなんだと思う。

 

騒ぎたいだけの人もいるかもしれないけど

それも含めてアーティスト側も

ベルリンのオーディエンスが好きなんだと思う。

 

イビザはある程度完成された音楽が多いですけど

ベルリンにあるのは挑戦的で進化の過程にある音楽です。

 

イビザの次は是非ベルリンに来てみましょう!

 

次回はHowの部分。どうやって移住するのか?を見ていきましょう。

 

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