傲慢と謙虚の間
起業家は常に調子がいいわけでなく
良い時も悪い時もあるのが世の常だと思います。
最初は実力が全く無くても
継続していけばそれなりに実力というのは付いてくるもので
一時的に結果が出ることは良くあることだと思います。
そして、それなりに付いてきた知識により
事業を計画的に軌道に乗せたりすることも出来るものです。
しかし、一番やっかいなのが
今まで経験したことがないくらい物事が上手くいっている時だと思います。
起業家にとって成果というのはお金ですので
お金がたくさんある状態になるわけです。
すると、調子のいい時には「安い」という言葉を使ってしまいがちになります。
○○は安いもの
全然安いじゃん
などなど。
費用対効果を常に考えている起業家は
本人に悪気はなくても使ってしまうんですよね。
けど、これダメです。ゼッタイ。
はっきり言って成果の出てる時には人は両手放しで仰ぎますので
誰も何も言いません。
ハダカの王様に王様はハダカですよとは言わないわけで
天狗もまさか自分の鼻が伸びているとは思わないわけです。
また、時間をかけるということをしなくなります。
無駄な時間を減らすことは重要なのですが
一番大事な部分は減らしてはいけません。
それは「コミュニケーションの時間」です。
自分が実際にやる作業を外注したりして減らすことは出来るかと思いますが
一緒に仕事をしている仲間とのコミュニケーションの時間を減らし始めたら
終わりです。
上手くいっている時には次の火種が芽生えるわけで
上手くいっていない時に付けたチカラこそ次の爆発に繋がるものだと思います。
そして、常に爆発に繋がるのは仲間との結束だと思います。
そんな傲慢と謙虚の間で生きる僕達にとって
一番注意しなければいけないのは
波を読むチカラかもしれませんね。
P・S
ベルリンの壁崩壊25周年おめでとうございます!
今日もベルリンは最高にクールです。色んな意味で。